節税対策 約3分で読めます
経営者の節税対策の基本 ── まず知っておくべき5つの考え方
節税 ≠ 脱税
まず大前提。節税は完全に合法。税法で認められた方法で税金を減らすことは、経営者の正当な権利だ。
脱税は「税金を隠す」こと。節税は「税法のルールの中で最適な選択をする」こと。この違いを理解することが第一歩。
5つの基本的な考え方
1. 経費を正しく計上する
最も基本的な節税。事業に関係する支出は全て経費にできる。
- 仕事で使うPCやスマホ
- 事務所の家賃・光熱費
- 取引先との飲食(交際費)
- 書籍・セミナー費用
- 交通費
⚠️
プライベートとの区別
事業とプライベートが混在する支出(自宅兼事務所の家賃など)は、事業割合に応じて按分する必要がある。
2. 所得を分散する
所得税は累進課税。所得が増えるほど税率が上がる。
| 課税所得 | 税率 |
|---|---|
| 〜195万円 | 5% |
| 195〜330万円 | 10% |
| 330〜695万円 | 20% |
| 695〜900万円 | 23% |
| 900〜1,800万円 | 33% |
| 1,800〜4,000万円 | 40% |
| 4,000万円〜 | 45% |
所得を家族に分散(青色事業専従者給与)したり、法人と個人に分けることで、低い税率の枠を有効活用できる。
3. 税制優遇制度を活用する
国が用意している優遇制度を使い倒す:
- 小規模企業共済 – 掛金が全額所得控除(最大年84万円)
- iDeCo – 掛金が全額所得控除
- 経営セーフティ共済 – 掛金が全額経費(最大年240万円)
- 青色申告特別控除 – 最大65万円の控除
4. タイミングを工夫する
決算月の前に:
- 必要な設備投資を前倒しする
- 不要な在庫を処分する
- 未払い費用を計上する
5. 法人化を検討する
所得が一定額を超えたら、法人化した方が税金が安くなるケースがある(詳しくは法人化カテゴリで解説)。
まず今日やること
- 経費の見直し: 計上し忘れている経費がないか確認
- 小規模企業共済: 未加入なら加入を検討
- 青色申告: 白色申告なら青色に切り替え
ℹ️
税理士に相談するタイミング
年間の売上が1,000万円を超えたら、税理士への相談をおすすめする。自分で全て対応するにはリスクが大きくなる。